大和ハウス工業(株)は25日、日本たばこ産業(株)防府工場(山口県防府市、以下「JT防府工場」)跡地の開発に関して、山口県防府市と協力協定書を締結した。同市および山口県と協力して工業団地「防府テクノタウン」の造成と企業誘致を進めていく。
開発地は1909年から2012年まで103年にわたり、たばこ原料工場として稼働していたが、生産中止にともなって閉鎖。14年8月に大和ハウスがJTから土地を取得しており、今後、工業団地として分譲する。
総事業面積は14万1,646.56平方メートル、そのうち12万9,229.59平方メートルを売却する予定。JR山陽本線「防府」駅より約3.7km、山陽自動車道「防府東インター」から約5.8kmと、中国地方や九州へのアクセスに優れている。企業の製造施設や物流施設、研究所などの大型施設およびエリア拠点の新設などを想定している。
同社では進出企業の住宅や寮、社宅といった福利厚生施設も提案していく。15年1月に造成工事に着手し、販売を開始する計画。造成工事の完了は同年8月を予定している。