不動産ニュース / 政策・制度

2014/10/2

不動産流通業従事者の実務能力計測する検定始動/不動産流通近代化センター

問題画面イメージ
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スコア画面イメージ
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 (公財)不動産流通近代化センターは15日より、不動産流通業従事者向けの検定制度「不動産流通実務★スコア」を始動する。

 同制度は、不動産流通業において必要とされる実務知識、行動規範、実践応用力といった総合力を計測するもので、個人の資質向上を支援するのが目的。各レベルに合った教材や同センター講習なども案内していく。

 受検希望者は、同センターホームページより申し込み後、本人限定受取郵便によりID・パスワードが届き、指定期間内にパソコンやタブレットを用いてログイン後、受講できる。制限時間は150分、設問数は100問。「重要事項説明・取引の安全確保」(45問)、「価格査定・建築・不動産に関する税金・借地借家・相続」(45問)など、基礎から専門的なものまで幅広く出題する。「弁護士や税理士など専門家監修のもと、各種教育研修を行なっている当センターならではのノウハウをつめこみ、実務に沿った内容にこだわった。また、時間に関しても自力でテンポ良く回答していかないと足りなくなる時間設定とした」(同センター教育事業部次長・真鍋茂彦氏)。
 受検後には画面に得点(1000点満点)と★5つを最高としたランク付けを表示。希望者には1,000円(送料込み)で「スコア証明書」も発行する。受検料は3,000円(プレオープン時は2,000円)。なお、数回受検しても問題が被らないよう、問題は数パターン用意する方針。

 10月15日より11月30日までプレオープンする。試験実施期間は12月15~25日。その後、システム等の最終調整を行ない、来春には本施行を予定している。「プレ期間ではまず500人ほどを集めたい。不動産流通業務の指標となる検定として、すでにご案内している企業からは高い反響を得ている。将来的には履歴書に書くことができるような制度になるよう普及していきたい」(同氏)。

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