旭化成ホームズ(株)は3日、経団連会館(東京都千代田区)で13回目となる「くらしノベーションフォーラム」を開催した。
同フォーラムは、プレス関係者や同社くらしノベーション研究所の所員が家族や暮らしのあり方等含め、住まいに関する知見を深める目的で定期的に実施しているもの。
今回は「自律生活のすすめ~エネルギーシステム学から家庭のエネルギー利用を考える~」をテーマに、京都大学大学院エネルギー科学研究科教授の手塚哲央氏が講演。エネルギー需給を研究する新しい学問である「エネルギー学」について、またエネルギー供給構造の推移などを、さまざまな角度から解説した。
また、今後のエネルギー需給のあり方を考える場合、重要なのは、経済的な評価指標などだけではなく、利用者が多様な価値観を持つこと、それぞれ自分で考えて行動する「自律性」による新しいエネルギー需給像の創生が非常に重要であるとした。
続いて、同社くらしノベーション研究所主幹研究員の下川 美代子氏が、環境に優しい住まい方を提案するウェブサイト「EcoゾウさんClub」を通して分析した「家庭でのエネルギー利用に対する意識や行動の変化」について報告した。