不動産ニュース / 調査・統計データ

2014/11/26

新築戸建の成約価格、3ヵ月ぶりに上昇/アットホーム調査

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は26日、同社のネットワークにおける2014年10月期の首都圏新築戸建て・中古マンションの登録価格、および成約価格データを発表した。対象は、登録物件が新築戸建て1万1,327件、中古マンション1,250件。成約物件が新築戸建て2,218件、中古マンション692件。

 新築戸建ての平均登録価格は、首都圏平均で1戸当たり3,366万円(前年同月比2.4%上昇)と、3ヵ月連続のプラスとなった。成約価格は1戸当たり3,354万円(同0.1%上昇)で、3ヵ月ぶりのプラスとなった。成約の約30%を占める神奈川県が、高額帯の成約が伸び3,475万円(同1.0%上昇)となったこと、千葉県が2,612万円(同3.7%上昇)と上昇したことが要因。ただし、東京23区が4,464万円(同1.1%下落)と4ヵ月ぶりの下落を記録。首都圏全体の上昇率は小幅となった。
 
 中古マンションの平均登録価格は、首都圏平均で1戸当たり2,219万円(同4.0%上昇)と10ヵ月連続のプラス。成約価格は、1戸当たり2,266万円(同3.0%上昇)と、10ヵ月連続のプラスに。成約が多く価格水準の高い東京23区が2,948万円(同3.5%上昇)と、19か月連続で上昇していることが要因。ただし、4,000万円以上の物件比率が低くなったことで、上昇率は今年5月以来の低水準。また、1平方メートル当たりの成約価格は前年同月比5.1%の上昇、19ヵ月連続のプラスとなった。

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