ヒューリックリート投資法人(HLI)は26日、2014年8月期の決算説明会を開催した。
当期(13年11月7日~14年8月31日)は、営業収益36億6,000万円、営業利益24億8,000万円、経常利益15億5,500万円、純利益15億5,300万円、1口当たり分配金は2,383円。実質的な資産運用機関は14年2月7日から8月31日までの206日間。
上場時に取得予定資産としていた21物件、取得価格合計1,014億2,400万円を取得し、運用を開始。99.1%という高い稼働率を維持し、1口当たり分配金は予想より78円高い2,383円を達成した。
次期は、営業収益40億2,600万円、営業利益25億8,300万円、経常利益21億8,700万円、純利益21億8,600万円、1口当たり分配金2,800円を見込む。
説明会に出席した資産運用会社のヒューリックマネジメント(株)代表取締役社長の時田榮治氏は、「今後、スポンサーパイプラインをフル活用し、上場後3~5年で資産規模3,000億円への拡大を目指す。合わせて所有物件の高稼働率の維持と、適正賃料水準への是正を進めていくことで、内部成長も進めていく」と説明。また、秋に実施した第一回公募増資についても触れ、「約200億円を調達、『御茶ノ水ソラシティ』などの優良物件を取得した。しかし公募増資はコストもかかるため、今後は金利動向を見ながら、適切にLTVもコントロールしていく」と語った。