不動産ニュース / その他

2014/12/16

防火シャッター雨戸施工に不備。約1,800棟に建基法違反の疑い/大和ハウス工業

 大和ハウス工業(株)は16日、自社で施工した戸建住宅・賃貸住宅に、国土交通大臣認定仕様に適合しない(建築基準法違反)施工が行なわれた疑いがあることを明らかにし、対象建物の点検と、不備があった場合の改修工事を行なっていくと発表した。

 今回の不具合は、防火シャッター雨戸の取り付け方法で、メーカー指定以外の短いネジで、所定の位置以外で固定したもの。同社は2013年7月より、当該雨戸を順次新製品に切り替えていたが、取り付けネジの仕様も変更したにも関わらず、作業者が認識せず作業していた。ただし、同社が遮炎瀬能試験を行なった結果、建築基準法に求められる性能は確保されていた。

 国土交通省の調査により、これまで東京都で5棟、神奈川県、千葉県、愛知県、大阪府で各1棟の不具合が見つかっている。同様の疑いがある建物は、同社が13年7月4日~14年3月31日までに防火シャッター雨戸を施工した物件で、戸建て住宅686棟、賃貸住宅1,177棟。今後、施主に対して個別に連絡・説明を行なったうえで、点検を行ない、不適合施工については、改修工事を行なう。

 また、当該施工方法で安全性の確認ができたことから、今後施工方法について、国土交通大臣認定を取得する方針。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。