大和ハウス工業(株)は22日、米国・テキサス州において、大規模賃貸住宅事業「ウォーターズ・エッジ・プロジェクト」(総戸数582戸)を開始したと発表した。
同事業は、全米大手の不動産会社Lincoln Property Company(リンカーン社)との共同プロジェクト第2弾。敷地面積11万5,899平方メートル、住戸面積5万1,320平方メートルの大規模賃貸住宅プロジェクト。2014年2月より稼働している賃貸住宅「ウォーターズ・エッジI」(281戸)をリンカーン社より購入し、11月より管理・運営を行なうとともに、隣接する不動産開発用地を取得して「ウォーターズ・エッジII(301戸)を開発するもの。
約半数の住戸はコリナス・クロッシング湖に面し、湖周辺には遊歩道を設ける。敷地内にクラブハウスやスポーツジム、ビジネスセンター、プールやドッグラン、BBQコーナーなどの充実した共用施設を設置。また賃貸住宅エリアはすべてゲートで仕切り、警備などの巡回なども行なうゲーディッドコミュニティとして防犯性を向上する。
建物は外観に石貼りをアクセントとしたレンガ仕様を採用。住戸プランは専有面積68~125平方メートル台の多彩な間取りを用意する。顧客ターゲットは、安定した賃料需要が見込める1975~89年生まれのジェネレーションY世代を中心に、テキサス州在住の世帯年収の高い専門職従事者や大手企業の従業員。
着工は15年、竣工は16年冬を予定する。
なお、同社は、現地法人の Daiwa House Californiaを通じ、16年までに1,500億円を目標に賃貸用不動産を購入・開発し、18年度までに米国で年間500億円の売り上げを目指す。併せて物流倉庫や分譲住宅事業も順次スタートさせ、米国市場を開拓していく方針。