不動産ニュース / 政策・制度

2014/12/24

マンション敷地売却の進め方を記したガイドライン公表/国交省

 国土交通省は24日、同日施行された「マンションの建替えの円滑化等に関する法律の一部を改正する法律」において創設されたマンション敷地売却制度の進め方に関する指針である「耐震性不足のマンションに係るマンション敷地売却ガイドライン」をとりまとめ、公表した。

 耐震性不足のマンションに係るマンション敷地の売却に際し、基本プロセス、事業手法を判断する考え方、合意形成の進め方、法律上の手続き、支援制度の活用等について、主にマンションの建て替えが行なわれる場合を想定して作成したもの。
 
 勉強会の発足に始まる「準備段階」、管理組合による検討組織を設置して行なう「検討段階」、以下「計画段階」「売却段階」「建替段階」の5つのステップごとに、実施すべき事柄を整理。その実施に当たっての重要なポイントなどを「コメント」として分かりやすく記載している。
 
 同省では、これまでマンションの修繕・改修、建替えなどに関して「マンション標準管理規約」「マンションの建替えか修繕かを判断するためのマニュアル」「マンションの建替えに向けた合意形成に関するマニュアル」など6つのマニュアル類を作成・公表しているが、敷地売却制度を進めるに当たって必要な5つのステップのそれぞれで参照してほしいマニュアル・およびその該当箇所についても明記。さらに相談窓口の連絡先なども掲載している。

 ガイドラインは、ホームページよりダウンロードできる。

 なお同省では、26日に「マンション敷地売却関連書式・支援制度集」も公表する予定。

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