住友不動産(株)は10日、分譲マンション「シティテラス草加松原」(埼玉県草加市、総戸数538戸)のモデルルームをオープンする。
同物件は、東武伊勢崎線「松原団地」駅徒歩6分に立地する、地上11階建てのマンション。日本有数のマンモス団地である「松原団地」(1964年完成、総戸数5,926戸)の再開発事業の一環。再開発は、(独)都市再生機構が2005年からスタートし、駅前地区から順次、団地の建て替え、公共施設や遊歩道・公園、緑地の整備を進めている。一部敷地は民間ディベロッパーに売却していく方針で、住友不動産は2haの敷地を13年に入札で取得した。民間ディベロッパーによる同団地内のマンション再開発は2物件目。
敷地は2分割し、総戸数259戸の「シーズンズ」と同279戸の「ガーデンズ」を建設。「シーズンズ」を先行発売する。建設地は、環境調和型住宅ゾーンとして高さ規制、戸数規制に加え、再開発地内全体に風を呼び込むための「環境空地」の設置も義務付けている。同物件は、「シーズンズ」と「ガーデンズ」の間に、長さ105mの緑道とし、300本の花木を植栽、地域に開放する。また、敷地全体の空地率も68%とした。
住戸は、3LDK・4LDK、専有面積70~87平方メートル。全室へのウォークインクローゼット設置、ディスポーザ、ミストサウナ、床暖房などを完備する。
販売予定価格は、3,000万円台中心、平均坪単価は約180万円。昨年夏からのプレセールスで、1,000件弱の問い合わせを得ており、11月からの事前案内で150組を集めている。反響の75%は草加市。松原団地居住者および居住経験者の反響も多い。