(株)ビルディング企画は16日、2014年12月の全国6大都市圏(札幌、仙台、東京主要5区、名古屋、大阪、福岡)の主要エリアにおけるオフィスビル市況をまとめた。なお、東京主要5区の概要は、既報ニュース参照。
各都市圏の平均空室率は、札幌6.49%(前月比0.03ポイント低下)、仙台10.06%(同0.17ポイント低下)、名古屋7.59%(同0.27ポイント低下)、大阪8.45%(同0.04ポイント低下)、福岡6.12%(0.36ポイント低下)と、すべての都市で改善した。札幌ではコールセンターの動きが活発なほか、新規出店の動きもみられた。福岡では、赤坂・薬院エリアでの1,000坪超の大型成約がみられたことで、空室率は大幅改善した。
1坪当たりの成約賃料は、札幌8,221円(同83円上昇)、仙台8,514円(同79円下落)、名古屋9,473円(同123円下落)、大阪8,978円(13円上昇)、福岡9,103円(42円上昇)。仙台は、大規模空室を抱えたビルで値下げの動きがみられた。