フジ住宅(株)は30日、2015年3月期第3四半期決算を発表した。
当期(14年4月1日~12月31日)は、連結売上高544億2,400万円(前年同期比8.7%減)、営業利益24億1,900万円(同38.5%減)、経常利益23億6,300万円(同38.6%減)、当期純利益15億2,600万円(同29.1%減)。
主力の分譲住宅事業では、自由設計住宅の受注戸数が439戸(同8戸増)と微増したが、分譲マンションは建築コスト高騰の影響を受け、受注戸数は215戸(同132戸減)。消費税増税の駆け込み需要の反動減が主な要因。また、引き渡しについても、自由設計住宅354戸(同145戸減)、分譲マンション190戸(同111戸減)にとどまったことから、セグメント売上高は181億6,400万円(同34.5%減)、セグメント利益は9億4,900万円(同67.0%減)となった。
住宅流通事業については、中古住宅の受注契約戸数が前年同期に比べ63戸増加。一方、中古の引渡戸数は11戸増加したものの、新築建売住宅の引き渡しが同42戸減少したため、セグメント売上高は185億9,200万円(同1.9%減)、セグメント利益は4億6,500万円(同29.6%減)にとどまった。
なお通期については、連結売上高800億円、営業利益44億円、経常利益43億円、当期純利益28億円を見込む。