住友不動産(株)は、中古住宅を1棟丸ごとリフォームし、新築同様に再生する「新築そっくりさん」事業において、“部屋ごと断熱リフォームパック”を3月9日に発売する。
“部屋ごと断熱リフォームパック”は、床、壁、天井の6面に断熱工事を施し断熱性を高めるリフォーム商品。使用する断熱材は主に冷蔵庫で使用されていた真空断熱材を住宅用に開発したもので、室内側に木造の基本モジュールにサイズを合わせ厚さ8mmの真空断熱材を隙間なく敷き詰めるほか、コンセントや照明器具等の回りといった細かい部分には硬質ウレタンフォーム等の板状断熱を併用。高い敷設率とすることで、より高い断熱効果を実現することができる。
基本工事では、断熱工事のほか、樹脂製のサッシの内窓1ヵ所の取り付け、熱交換型換気扇1台を取り付ける。壁と天井は既存の面に施工し、床のみ解体して断熱材を充填する小規模工事となるため、工期が約1週間と短期間で施工することができる。
価格は現場加工で1畳当たり10万円前後の低価格、かつ追加費用のない定価制とする。