(一社)不動産流通経営協会は1日、日経ホール(東京都千代田区)にて「第9回FRK住まいと暮らしのセミナー」を開催した。
冒頭、同協会理事長の竹井英久氏が「当協会が行なっている『不動産流通業に関する消費者動向調査』では、住宅購入にあたって探した住宅についての問いに、約5割が『既存住宅のみ』『主に既存住宅』と回答しており、年々増加の傾向にある。より一層のサービス向上に努め、中古住宅流通の促進を目指したい」と挨拶。
第1部では、「『中古マンション購入&リフォーム』のススメ」をテーマにパネルディスカッションを開催。住宅ジャーナリストの山本 久美子氏がコーディネーターを務め、(株)住宅新報社特別編集委員の本多信博氏、(株)ブルースタジオ執行役員の石井 健氏、東急リバブル(株)戦略推進部長の森 憲一氏ら3名のパネリストが「中古+リフォームを行なうにはさまざまな手続きが必要。ワンストップサービスを提供してくれる仲介会社を選ぶことを勧めたい」「中古マンションのメリットは『立地限定で探しやすい』『価格が安い』『実物を見て購入できる』などさまざま」などと意見を交わした。
第2部は、脚本家の中園ミホ氏が「生きること 働くこと~」をテーマに特別講演を実施。自身が手掛けたドラマの主人公の生き方を挙げながら、「乗り越えられる試練しか降りかかってこない」「曲がり角の先にはきっといいことがある」などのメッセージを送った。
セミナーには約500名が詰めかけ、会場は満席となった。