森トラスト(株)は20日、「虎ノ門パストラル」跡地において計画を推進している「(仮称)虎ノ門四丁目プロジェクト」(東京都港区)が、東京圏国家戦略特別区域における国家戦略都市計画建築物等整備事業として、内閣総理大臣の認定を受けたと発表した。当該事業認定での初案件となる。
計画地は、六本木・虎ノ門地区の中心、東京メトロ日比谷線「神谷町」に近接した場所に位置。かねてより大使館や外資系企業、国際級ホテルが集積し、外国人居住者や観光客を迎えてきた国際性の高いエリア。
同計画では、地域資源を活用した産業育成・海外展開を支援するビジネス支援施設、外国人居住者等の生活支援施設等を整備。敷地面積約1万6,300平方メートル、延床面積約21万平方メートルの緑豊かな国際的ビジネス拠点を創出する。
周辺の交通混雑軽減(交通転換)に向けた道路整備や、「神谷町」駅直結のバリアフリー地下歩行者通路の整理を実施。外国人の生活を包括的にサポートする機能の導入や、災害時の業務機能継続と地区間連携による地域防災対応力強化なども推進する。
2019年の竣工を目指す。