パナホーム(株)は20日、台湾の現地子会社・パナホーム台湾(株)が建設を請け負った分譲マンション「御松郡」(台湾・新北市、総戸数21戸)の完成を発表。棟内モデルルーム(専有面積132.1平方メートル、3LDK)を一般公開した。同社グループの海外での建築請負としては初の竣工物件となる。
同物件は敷地面積926平方メートル、鉄筋コンクリート造地上12階地下2階建て。延床面積は3,235平方メートル。事業主は現地ディベロッパーの豊建設股份有限公司。
台湾のマンション・戸建ての購入者は、建物をスケルトン状態で購入し、内装業者を自身で探して住まいを完成させるのが一般的なスタイル。内装施工会社であるパナホーム台湾レジデンス(株)がモデルルームを施工し、購入者に向けてアピールする。
パナソニックグループでは、2018年度の売上高計画10兆円のうち、住宅事業分野で2兆円を目指している。パナホームグループでは、そのうちの5,000億円を目標としており、海外事業では500億円を見込む。4月以降は、パナホーム台湾とパナホーム台湾レジデンスを合併。開発、施工、内装、アフターサービスまで一貫した体制を構築する。