不動産ニュース / 開発・分譲

2015/3/24

日本橋駅直結ビル、4月1日にホール部分オープン/東京建物

「東京建物日本橋ビル」外観
「東京建物日本橋ビル」外観
基準階は400坪の整形空間を実現
基準階は400坪の整形空間を実現
2~3階は、貸し会議室、貸しコンベンションホールの「コングレスクエア日本橋」が入居
2~3階は、貸し会議室、貸しコンベンションホールの「コングレスクエア日本橋」が入居
地下鉄「日本橋」駅への直結出入口は、4月1日にオープンする
地下鉄「日本橋」駅への直結出入口は、4月1日にオープンする

 東京建物(株)は23日、2月に竣工した「東京建物日本橋ビル」(東京都中央区)を、報道陣に公開した。

 (株)伊予銀行、ヒューリック(株)との共同事業。JR「東京」駅徒歩5分、東京メトロ東西線・銀座線、都営浅草線「日本橋」駅直結。中央通りと永代通りに面する日本橋交差点角地に位置する。

 敷地面積約2,277平方メートル、延床面積約2万3,235平方メートル、鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造地上13階地下2階建て。基準階貸室面積400坪、基準階天井高2,800mm、室内に独立した柱のないスクエアオフィスを実現。また全室LED照明を採用したほか、自然換気システムや、除湿機能付きのデシカント空調も導入するなど、環境にも配慮した。

 免震構造とし、地震エネルギーを吸収するオイルダンパーを併用、二次被害を防止する。本線・予備電源線の2回線受電方式により、本線停電の際にも電力が確保できるようにしたほか、非常用発電機でテナント室内に72時間の非常電源を供給する体制を整備した。また、ゲリラ豪雨発生時などに大量の水が流入するリスクなどに備え、防災センターを2階に備えるなどの工夫も施している。

 地下1階・地上1階は商業フロアとして飲食店を中心に誘致。2~3階は、(株)コングレが、少人数対応の貸し会議室や、貸しカンファレンスホールとして運営する「コングレスクエア日本橋」が入居する。

 都市開発事業部事業開発グループ課長代理・半田士昌氏は、「防災を意識して、数々の工夫を落とし込んでプロジェクトを推進してきた。現在、商業エリアのテナントはすべて決定しており、3万8,000円前後で募集しているオフィス部分も内定含めて7割ほど決定しており、非常に順調に進捗」と語った。

 4月1日に、地下鉄直結出入り口と「コングレスクエア日本橋」がオープン、5月に共同事業主である伊予銀行が入居、7月に商業部分がオープンする予定。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。