東京急行電鉄(株)、大成建設(株)、サッポロ不動産開発(株)、東急建設(株)の4社が出資する渋谷宮下町リアルティ(株)は、「渋谷宮下町計画」の起工式を執り行ない、30日に着工する。
同計画は、東京都の「都市再生ステップアップ・プロジェクト(渋谷地区)宮下町アパート跡地事業」において渋谷宮下町リアルティが事業者として認定され、工事着手に向け準備を進めてきたもの。東京都が定期借地権(運営期間70年)を設定している。
都営住宅「宮下町アパート」の跡地に延床面積約3万5,000平方メートル、地上16階地下2階建ての高層ビルを建設する。低層部に商業施設、高層部に事務所・共同住宅を配置する他、シェアオフィスを中心とするクリエイターの創造活動拠点を設け、前面には賑わいと憩いの場となる広場を配置する計画。
都心における多様な居住スタイルを促進するとともに、文化やファッション産業等の拠点を形成し、渋谷・青山・原宿を結ぶ人の流れを創出することで、渋谷地区の特性の強化を図っていく考え。