不動産ニュース / 開発・分譲

2015/3/27

横浜市青葉区で次世代郊外まちづくり「リ-ディング・プロジェクト」始動/横浜市、東急電鉄

 横浜市と東京急行電鉄(株)は26日、「リ-ディング・プロジェクト(2015)」を策定し、モデル地区内の青葉区美しが丘1丁目において、「コミュニティ・リビング」の実現に向けたモデルプロジェクト第1号案件へ着手すると発表した。

 コミュニティ・リビングとは、郊外住宅地の歩いて暮らせる生活圏の中で、暮らしの基盤となる住まいや住民の交流、医療、介護、保育や子育て支援、教育、環境、エネルギー、交通・移動、防災さらには就労といったさまざまなまちの機能を、密接に結合させていく考え方。

 両者は、12年4月に締結した「次世代郊外まちづくり」の推進に関する協定に基づき、産・学・官・民が連携してまちづくりに取り組んでいくためのビジョン「次世代郊外まちづくり基本構想2013」を13年6月に発表。この実行計画である「リーディング・プロジェクト(2013・2014)」を策定し、これまでモデル地区(東急田園都市線たまプラーザ駅北側地区)を中心にさまざまな取り組みを進めてきた。
 今回、リーディング・プロジェクト(2014)を継続・拡充し、さらなる具体的な取り組みを推進していくもの。

 同プロジェクトでは、基本構想に基づく(1)地域のエリアマネジメントに向けた仕組みづくり、(2)地域のエネルギーマネジメントに向けた仕組みづくり、(3)まちぐるみの保育・子育てネットワークづくり、(4)地域包括ケアシステム「あおばモデル」パイロット・プロジェクト、(5)住宅団地・社宅等の再生と商店街と連携したまちの賑わいづくり、(6)公的資源の新たな活用の仕組みづくり~健康・移動・教育・防災等の推進~、の6つの実行計画を掲げている。

 「コミュニティ・リビング」の取り組みについては、東急田園都市線「たまプラーザ」駅から至近の距離である、青葉区美しが丘1丁目の企業社宅跡地を計画地とし、「老朽化した住宅地の更新と再生」「次世代郊外まちづくりの先導的役割を果たす地域利便施設の誘致」「安全で快適な歩行者ネットワークの形成」「みどり豊かな居住環境の維持・再生」「質の高い『都市型次世代郊外住宅』の整備」などを推進していくとした。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。