

大成有楽不動産(株)は、大規模分譲マンション「オーベルグランディオ品川勝島」(東京都品川区、総戸数452戸)のモデルルームを、18日から完全予約制でオープンする。
同物件は、京浜急行線「立会川」駅徒歩11分に立地する、地上20階建てのマンション。建設地は倉庫跡地で、施工を手掛ける(株)長谷工コーポレーションを通じて2013年に取得した。周辺では、ここ数年マンション開発が進んでおり、倉庫街から住宅街へと変わりつつあるエリア。
約9,400平方メートルの敷地のうち2,700平方メートルを緑化し、遊歩道も整備する。住宅地としての歴史が浅く、初めてこのエリアに住む人がほとんどと想定されるため、大規模物件のスケールメリットを生かし、ハード・ソフト両面でコミュニティ形成を促す取り組みに力を入れているのが特徴。現地でパンを焼いて提供するカフェラウンジ、スタジオ、エキストラリビング、キッズルームなどの共用施設を充実させるほか、NPO法人等と提携し、入居者同士のコミュニティ形成、まちの住民とのコミュニティ形成、子育て支援、サークル活動といったイベントプログラムを、管理会社がサポートしていく。
住戸は、ファミリーを中心にDINKS、プレファミリーなど多世代向けにバリエーションを増やし、2LDK~4LDK、専有面積62~85平方メートル。交通騒音を防ぐため、全住戸の全窓を二重サッシとしている。食器洗い乾燥機、ディスポーザ、LED照明なども標準化。女性ユーザー等の意見を反映させる開発チーム「オレンジラボ」による収納、洗面化粧台を採用している。
昨年12月からのプレセールスで、約2,000件の事前反響を得ている。販売価格は、2LDKが3,200万円台から、3LDKが3,500万円台から、4LDKが4,400万円台から。平均坪単価は約200万円。地元品川区の反響は2割にとどまり、都内比率も6割と、広域集客に成功している。