不動産ニュース / 調査・統計データ

2015/4/14

東京の企業本社移転、賃料見直しで周辺県に/TDB調査

 (株)帝国データバンク(TDB)はこのほど、東京都の本社移転企業調査を実施した。2005~14年の10年間で本店所在地を東京都から転出、もしくは東京都に転入した企業を自社データベースから抽出して分析した。

 期間内に他の道府県から東京都に転入した企業は5,674件。一方で転出した企業は7,773件だった。転入元を道府県別に見ると、神奈川県が1,517件で最多。次いで埼玉県1,042件、千葉県810社となり、隣接3県で約6割を占めた。また、転出先も神奈川県が2,412件で最多。以下埼玉県2,107件、千葉県1,358件と、7割超となっている。同社では「コスト見直しの一環で東京に比べてオフィス賃料の安い周辺県にドーナツ状に転出する流れが見てとれる」と分析する。

 不動産業については転出・転入ともに少なく、転入が295社で全体の5.2%。転出は255社で3.3%。「拠点を移動せずに営業活動をする業界特性が浮き彫りになった」(同社)とする。

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