NPO法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)はこのほど、「FP顧客満足度調査」結果を公表した。資産運用や老後の生活設計などを、CFP・AFP認定者(ファイナンシャル・プランナー)に相談した経験がある20歳以上の男女に対しインターネット調査を実施。有効回答数は621人。
それによると、CFP・AFP認定者の「専門性(知識・スキル)」に対する満足度は84.7%、「提案力」の満足度は79.9%、「金融商品の知識」の満足度は79.4%と高い結果となった。満足した理由としては、「的確なアドバイス・提案があった」(108人)、「分かりやすい・詳しい説明をしてくれた」(87人)、「親切・丁寧な対応・相談にのってくれた」(87人)などが挙げられた。
また、FP相談の今後の利用意向も85.2%と高い結果となった。特に高いのは男性20歳代(93.8%)と女性30歳代(92.6%)で、それぞれ9割以上が「利用したい」、「どちらかといえば利用したい」と答えている。主な理由としては「今後も相談したいことがある」(117人)、「役立った・問題が解決した」(55人)、「知識が豊富・専門的な知識がほしい」(55人)などが挙げられた。
CFP・AFP認定者の果たす役割の重要性については、「生活設計」が90.7%と最も高く、次いで「金融知識および金融経済事情など」87.8%、「家計管理」82.3%となった。