伊藤忠商事(株)は15日、開発を手掛けた初のマルチテナント型物流センター「ITC柏物流センター」(千葉県柏市)の竣工を発表。同日、国内大手物流会社の(株)日立物流と建物賃貸借契約を締結し、引き渡しを完了した。
同物件は、沼南工業団地内に立地。「柏I.C.」や常磐自動車道、国道16号へのアクセスに優れ、広域への配送利便性を備えている。敷地面積約1万6,000平方メートル、延床面積約3万2,600平方メートル。
建物1階には、高床式トラックバースを備え、建物内部には垂直搬送機と荷物用エレベーターを設備し、効率的な庫内作業が図れるようにプランニングしている。
同社は、今後1,000億円を目標に物流不動産投資を行なっていく予定。
なお、現在は千葉県野田市(延床面積7万4,000平方メートル、竣工2016年春)と大阪府堺市(延床面積12万5,000平方メートル、竣工16年夏)においても物流センターを建設している。