3月18日に死去した米倉 喜一郎氏(マンション管理研究所所長、元(一社)マンション管理業協会専務理事)の「お別れ会」が、4月15日18時より東京都港区の梅窓院「祖師堂」にて執り行なわれ、生前同氏とゆかりのあった業界、官界等の関係者88名が参加した。
お別れ会では、献花の後、代表世話人である山根弘美氏(マンション管理業協会理事長)が挨拶。
「私が『先生』と呼ばせていただいているのは、医師、弁護士のほか、元理事長の川崎達之氏と米倉さんだけだ。1年ほど前に米倉先生にお会いした際、『高齢になり、身体を悪くしてから、マンション生活の問題点がいろいろとみえてきた。これからは団塊の世代が一気に高齢化していき、マンションでの単身高齢者も増えていく。例えば、オートロックはセキュリティ上は便利だが、いざという時には外部からの救助を阻む壁にもなるなど、いろいろと考えるべきテーマがある。山根さん、医療や介護と連携したマンション管理に取り組んでほしい』と言われ、今検討中だ。管理の現場から管理業団体の理事長になった私のことを米倉先生が大変歓迎してくれたことが強く心に残っている」と述べた。
マンション管理業協会の元理事長、川崎達之氏も同じく代表世話人として挨拶。生前の米倉氏を思いながらつくった数句の短歌を遺影に手向けた。
喪主の朱美さん(故人長女)が生前の米倉氏の数々の思い出を披露。「仕事が人生の父でしたので、この場で多くの関係者の方々にお別れができて幸せだと思います。賑やかなことが好きな人でしたから、どうぞ思い出話などたくさんしていってください」と語っていた。
会場では、同氏の生前の写真などもスライドで上映された。