東急不動産ホールディングス(株)は12日、2015年3月期決算を発表した。
同期(14年4月1日~15年3月31日)の連結売上高は7,731億4,900万円(前期比8.3%増)、営業利益633億円(同3.0%増)、経常利益516億7,500万円(同2.2%増)、当期純利益252億3,000万円(同7.1%増)。都市事業における投資家向けのビル売却益の増加などが寄与。最終利益も、持株会社体制の移行に伴う少数株主損益の改善等により増益となった。
都市事業は、新たに6物件を取得、3物件を新規稼働するなど稼働物件を増やしたほか、投資家向けのビル売却益の計上により、売上高2,610億円(同46.4%増)、営業利益385億円(同19.3%増)と大幅な増収増益となった。
住宅事業は、マンション計上戸数が2,027戸(前期比501戸減)となったこと、平均価格も下落したこと、たな卸し資産評価損の計上により、売上高1,048億円(同26.0%減)、営業利益55億円(同51.0%減)となった。
管理事業は、管理ストックの拡大による増収があったが、マンション共用部の工事減少により、売上高1,361億円(同2.4%減)、営業利益91億円(同1.1%減)を計上した。
なお、次期は連結売上高7,800億円、営業利益650億円、経常利益520億円、当期純利益265億円を見込んでいる。