不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2015/5/12

投資家へのビル売却益等が寄与し、増収増益/東急不動産HD15年3月期決算

 東急不動産ホールディングス(株)は12日、2015年3月期決算を発表した。

 同期(14年4月1日~15年3月31日)の連結売上高は7,731億4,900万円(前期比8.3%増)、営業利益633億円(同3.0%増)、経常利益516億7,500万円(同2.2%増)、当期純利益252億3,000万円(同7.1%増)。都市事業における投資家向けのビル売却益の増加などが寄与。最終利益も、持株会社体制の移行に伴う少数株主損益の改善等により増益となった。

 都市事業は、新たに6物件を取得、3物件を新規稼働するなど稼働物件を増やしたほか、投資家向けのビル売却益の計上により、売上高2,610億円(同46.4%増)、営業利益385億円(同19.3%増)と大幅な増収増益となった。

 住宅事業は、マンション計上戸数が2,027戸(前期比501戸減)となったこと、平均価格も下落したこと、たな卸し資産評価損の計上により、売上高1,048億円(同26.0%減)、営業利益55億円(同51.0%減)となった。

 管理事業は、管理ストックの拡大による増収があったが、マンション共用部の工事減少により、売上高1,361億円(同2.4%減)、営業利益91億円(同1.1%減)を計上した。

 なお、次期は連結売上高7,800億円、営業利益650億円、経常利益520億円、当期純利益265億円を見込んでいる。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。