不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2015/5/18

消費税増税駆け込み反動により減収減益/桧家HD15年12月期第1四半期決算

 (株)桧家ホールディングスは15日、2015年12月期第1四半期決算を発表した。

 当期(15年1月1日~3月31日)の連結売上高は155億9,800万円(前年同期比11.8%減)、営業利益は1億7,500万円(同74.24%減)、経常利益は1億7,000万円(同74.9%減)、当期純利益は2億1,500万円(同11.2%減)となった。
 
 主力の注文住宅事業は、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動もあり、当期の売上につながる昨年下期の受注が減少し、販売棟数と売上高が前年同期を下回った。利益面も、子会社合併に伴うコスト削減効果が販売棟数の減少をカバーするに至らず、前年同期を下回った。
 一方、住宅展示場への新規出典やモデルハウスのリニューアルなど、積極的に受注拡大に努めた結果、受注棟数は665棟(同11.6%増)と前年同期を上回り、受注高は126億円(同14.9%増)、売上棟数451棟(同13.4%減)に。同事業の売上高は86億8,200万円(同12.3%減)、セグメント利益は9,400万円(同31.7%減)となった。

 不動産事業は、注文住宅各社が土地を所有していない顧客への土地の仲介およびモデルハウスの販売を強化したが、前年同期の消費税率引き上げ前の駆け込み需要の反動等により、販売棟数および売上高が減少。売上棟数は80棟(同19.2%減)、売上高は25億5,700万円(同27.2%減)セグメント利益は6,100万円(同61.8%減)となった。

 通期は連結売上高815億円、営業利益52億円、経常利益50億円、当期純利益22億円を見込んでいる。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。