(株)アールシーコアは27日、2015年3月期決算説明会を開催した。
当期(14年4月1日~15年3月31日)は、連結売上高119億4,100万円(前期比1.2%減)、営業利益6億7,700万円(同24.5%減)、経常利益6億8,100万円(同24.9%減)、当期純利益4億2,200万円(同26.8%減)で、減収減益。
主力の販社部門では、上期の消費税増税後の受注不振に起因するブランドロイヤリティ収入、およびキット販売等が減少し、売上高は73億2,100万円(同8.7%減)にとどまった。営業利益は、販管費の圧縮に努めたものの、減収による売り上げ総利益の減少が響き、14万1,700万円(同10.2%減)。
直販部門については、開業3年目を迎える「BESS藤沢展示場」(神奈川県藤沢市)の本格稼働により、売上高35億2,800万円(同16.9%増)を計上。営業利益は、職方不足等による原価上昇が影響し、2億8,400万円(同0.4%減)となった。
また、同社代表取締役社長の二木浩三氏は、17年3月期を最終年度とする中期経営計画の進捗状況について言及。「売上高180億円達成に向け、人材の定着・戦力化の仕組みづくりを推進するとともに、ログハウスを“扱いやすく”する諸施策等による商品力強化に注力する」(二木氏)と今後の方針を述べた。
16年3月期の業績予想については、「中期経営計画達成に向けた『挽回の期』とする。営業力と商品力の施策によって、好調な来場者数を受注の大幅伸長へとつなげたい」としながらも、将来成長のための費用投下による減益を見込み、連結売上高133億円、営業利益4億5,000万円、経常利益4億3,000万円、当期純利益2億6,000万円とした。