不動産ニュース / 開発・分譲

2015/7/16

次世代マンション受注強化へ。プレゼンテーションスペースを改装/長谷工コーポレーション

「Be-NEXT L」のリビングルーム。扁平梁を使うことで2
「Be-NEXT L」のリビングルーム。扁平梁を使うことで2
200㎜のハイサッシを導入できるほか、コーナー部分までサッシとすることができるため、開放感のあるリビングが演出できる
200㎜のハイサッシを導入できるほか、コーナー部分までサッシとすることができるため、開放感のあるリビングが演出できる

 (株)長谷工コーポレーションは、マンションのプレゼンテーションスペース「LIPS(Living Image Presentation Space)」(東京都品川区)を改装。

 「LIPS」は、マンション事業主に対し、企画設計や仕様決定などの具体的提案と、新技術・新商品情報を提供する拠点。部材メーカー76社が、長谷工マンションで使うことのできる部材や設備機器約1,700点を展示。カタログでは理解できない商品の質感を実際に目にすることで、商品企画立案のスピードアップを図っている。

 今回、LIPS内部のモデルルームを改修。内装は、2015年の長谷工の基本仕様としたほか、12年に開発した次世代マンション企画「Be-NEXT」仕様を導入した。「Be-NEXT」は、コストパフォーマンスを維持しつつ「基本性能の充実」「規格化と可変性の両立」「環境+防災性能の確保」をコンセプトとした躯体。13年には、その進化版として、扁平梁を使って柱位置を変えることでリビングの開放感を高めた「Be-NEXT L」と16~20階の高層化に対応した「Be-NEXT II」も導入した。

 新たなモデルルームは、玄関周りを「Be-NEXT」モデルに、リビング周辺を「Be-NEXT L」にしたハイブリッド型。リビングは、2,200mmのハイサッシ、コーナーサッシによる開放感という躯体のウリが表現されている。玄関側は、柱と梁のアウトフレーム工法による居室有効面積の拡大などが確認できる。

 「Be-NEXT」は、開発からこれまでに34件・約6000戸(竣工済17件、着工済12件、企画・設計中5件)で採用。「Be-NEXT L」は、大手ディベロッパーの開発物件中心に4件(竣工済み2件、開発中2件)が採用されている。同社は「事業費を抑えながら付加価値提案ができる手法としてアピールしていく。これまでは、設計・施工物件の1割に満たなかったが、3割まで増やすべく採用提案を強化していきたい」(同社執行役員エンジニアリング事業部事業部長・定永好史氏)としている。

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