


UDS(株)が企画・設計・運営を手掛けた郊外型フューチャーセンター「RICOH Future House」(神奈川県海老名市)が、21日オープンした。
相鉄線、小田急線「海老名」駅から徒歩5分、JR相模線「海老名」駅から徒歩3分、「海老名駅西口土地区画整理事業」の開発区域に立地。敷地面積1,234.85平方メートル。延床面積2,432.81平方メートル。鉄骨造地上4階建て。同地に大規模な研究開発拠点「リコーテクノロジーセンター」を2005年に開設した(株)リコーが事業主。同社は14年の再開発事業開始以来、同地のまちづくりに参画しており、同物件運営もその一環となる。
施設全体を通じて、市民が集い、憩い、学び、創り、働くことができる場を提供すべく、プリントショップ併設型のカフェダイナー、イベントスペース、子供科学体験施設、ワークスペースなどで構成し、まちづくりの中核となることを目指す。
UDSは、施設全体の事業企画・プロジェクトマネジメント、各フロアのコンテンツ開発、外観デザイン監修、内装デザイン、施設・業態名称等の監修を担当。企画開発では「農と食」「教育」「子供」をテーマに、企画段階から地域住民や周辺企業と共に、理想のカフェやコンテンツ、子供たちにとって理想の放課後や科学学習法などの開発を、慶応義塾大学湘南藤沢キャンパス井庭 崇研究室が提唱するフューチャーランゲージという研究手法を用いたワークショップを重ねながら進めてきた。カフェと学習施設の運営も手掛けていく。
オープニングセレモニーでは、リコー会長執行役員の近藤史朗氏が「ものづくりとまちづくりをつなぎ、地域の方々と共に、共創・協創・協働していく場所にしていきたい。今後のものづくりでは“川下”での商品開発が重要になる。リコー最新のテクノロジーを搭載した当センターでお客さまと共に新事業育成を進めていきたい」と挨拶した。