不動産ニュース / 開発・分譲

2015/8/24

リコーのフューチャーセンター、海老名でオープン/UDS

「RICOH Future House」外観。1棟丸ごとのフューチャーセンターで、「家」のような形と全面ガラス張りが特徴
「RICOH Future House」外観。1棟丸ごとのフューチャーセンターで、「家」のような形と全面ガラス張りが特徴
現在進められている海老名駅西口の再開発エリアの一画に位置する「RICOH Future House」(写真中央)。写真右手奥に見えるのがリコー最大の研究開発拠点「リコーテクノロジーセンター」
現在進められている海老名駅西口の再開発エリアの一画に位置する「RICOH Future House」(写真中央)。写真右手奥に見えるのがリコー最大の研究開発拠点「リコーテクノロジーセンター」
「新規事業創出の場としていきたい」と話す、リコー会長執行役員の近藤史朗氏
「新規事業創出の場としていきたい」と話す、リコー会長執行役員の近藤史朗氏

 UDS(株)が企画・設計・運営を手掛けた郊外型フューチャーセンター「RICOH Future House」(神奈川県海老名市)が、21日オープンした。

 相鉄線、小田急線「海老名」駅から徒歩5分、JR相模線「海老名」駅から徒歩3分、「海老名駅西口土地区画整理事業」の開発区域に立地。敷地面積1,234.85平方メートル。延床面積2,432.81平方メートル。鉄骨造地上4階建て。同地に大規模な研究開発拠点「リコーテクノロジーセンター」を2005年に開設した(株)リコーが事業主。同社は14年の再開発事業開始以来、同地のまちづくりに参画しており、同物件運営もその一環となる。
 施設全体を通じて、市民が集い、憩い、学び、創り、働くことができる場を提供すべく、プリントショップ併設型のカフェダイナー、イベントスペース、子供科学体験施設、ワークスペースなどで構成し、まちづくりの中核となることを目指す。

 UDSは、施設全体の事業企画・プロジェクトマネジメント、各フロアのコンテンツ開発、外観デザイン監修、内装デザイン、施設・業態名称等の監修を担当。企画開発では「農と食」「教育」「子供」をテーマに、企画段階から地域住民や周辺企業と共に、理想のカフェやコンテンツ、子供たちにとって理想の放課後や科学学習法などの開発を、慶応義塾大学湘南藤沢キャンパス井庭 崇研究室が提唱するフューチャーランゲージという研究手法を用いたワークショップを重ねながら進めてきた。カフェと学習施設の運営も手掛けていく。

 オープニングセレモニーでは、リコー会長執行役員の近藤史朗氏が「ものづくりとまちづくりをつなぎ、地域の方々と共に、共創・協創・協働していく場所にしていきたい。今後のものづくりでは“川下”での商品開発が重要になる。リコー最新のテクノロジーを搭載した当センターでお客さまと共に新事業育成を進めていきたい」と挨拶した。

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