不動産ニュース / その他

2015/8/28

全国初、原状回復の共済事業が認可/KENT共済協同組合

「KENTクラブ」の業務フロー
「KENTクラブ」の業務フロー

 「KENT(ケント)共済協同組合」は、原状回復費用を担保するための共済マネジメントシステム「KENTクラブ」で神奈川県知事認可を取得し、9月1日より事業を開始する。原状回復費用を担保するための共済事業認可は全国初となる。

 同共済協同組合は、神奈川県内の不動産管理業の(株)西田コーポレーション、ウスイホーム(株)、(株)小菅不動産、タイガーアンドアソシエイツ(株)、(株)コム管理サービスの5社と、制度共済の企画設計業の(有)アート企畫社で設立。それぞれが管理する物件の建物価値の減少を防止し、より良質な賃貸住宅を形成するため、必要な共同事業を実施し、地域の健全な住宅流通市場の形成と魅力あるまちづくりを目指す。

 KENTクラブは、家主が負担する原状回復費用等を平準化し、入居者へは退去立ち合い不要・退去時の原状回復費用負担なしプランを推奨することで、不動産管理業者が管理業務の一環で原状回復の修繕計画をサポートするシステム。
 家主・入居者の費用負担を管理専門業者としてマネジメントするために、不動産管理会社間による相互扶助の関係を構築することで、入居者が退去する際は、共済制度の活用により速やかに原状回復を実施。次期募集開始までの時間を短縮することができる。物件に魅力を付加するだけではなく、家主と入居者の間でトラブルになりやすい退去後の清算業務を削減することができる。

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