三井不動産レジデンシャル(株)は17日、首都圏初の建売分譲住宅による「スマートウェルネス住宅」プロジェクト、「ファインコート等々力 桜景邸」(東京都世田谷区、総戸数5戸)を着工した。
国が提唱するスマートウェルネス住宅は、創・蓄・省エネルギー機能というスマートハウスの要素に加え、健康(ウェルネス)と安心・安全に配慮した設備機器、仕様を持つ住宅と定義されている。同社のスマートウェルネス住宅は、この考えに基づき、スマートハウスの設備機器に加え、健康維持の観点から冬場のヒートショック対策や、災害時のライフライン確保などを重視し、健康と安心・安全に配力したスマート住宅と定義した。
国土交通省の定める「低炭素建築物」認定を取得した省エネ性能を確保。ウェルネス面では、樹脂製サッシや高性能断熱材により、寒冷地で要求される「4地域」の断熱性能を確保、ヒートショック対策として浴室暖房乾燥機と天井設置型の脱衣室暖房機の設置、全熱交換換気システムの設置などを行なう。
省エネ面では、家庭用燃料電池「エネファーム」とHEMS、LED照明を採用し、電力ピークシフトに寄与する蓄電池もしくは、太陽光発電システムを標準採用する。
「ファインコート等々力 桜景邸」は、東急大井町線「等々力」駅徒歩7分に立地。建物は木造2×4構造2階建て。敷地面積109~115平方メートル、延床面積108~115平方メートル、3LDK・4LDK。竣工は、2016年3月次下旬予定。同年4月よりモデルルームを設け販売活動を行なう。
なお、同社は同物件に続き、10月に着工する「ファインコート深沢 桜景邸」(東京都世田谷区、総戸数13戸)も、スマートウェルネス住宅仕様を導入する。