不動産ニュース / 調査・統計データ

2015/10/15

都心5区オフィス空室率、5ヵ月連続で改善/ビルディング企画調査

 (株)ビルディング企画は14日、2015年9月度の全国6大都市のオフィス市況調査の結果を発表した。

 東京主要5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の平均空室率は4.78%(前月比0.19ポイント低下)で、5ヵ月連続の改善となった。

 最も空室率が改善したのは、複数の新築大規模ビルで成約があった千代田区で、3.55%(同0.40ポイント低下)。規模を問わず空室消化が進んだ新宿区は3.77%(同0.26ポイント低下)と、08年7月以来となる3%台となった。渋谷区は2.31%(同0.24ポイント低下)、港区は6.68%(同0.19ポイント低下)と空室率の改善が進んだ。中央区は5.65%(同0.32ポイント上昇)と、5ヵ月ぶりに上昇した。

 1坪当たりの推定成約賃料(基準階床面積100~300坪未満)は、1万8,246円(同183円下落)と、1年ぶりの値下がり。高価格帯の成約が進んだことによる高額帯の募集減が影響し、わずかながら下落となった。新築ビルの平均空室率は28.15%(同1.45ポイント低下)、推定成約賃料は3万2,188円(同957円上昇)となった。

 その他の都市圏の空室率は、札幌4.93%(同0.08ポイント低下)、仙台9.08%(同0.32ポイントアップ)、名古屋6.43%(同0.57ポイント低下)、大阪8.12%(同0.03ポイントアップ)、福岡5.12%(同0.11ポイントアップ)だった。

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