ヒューリック(株)は28日、2015年12月期第3四半期決算を発表した。
当期(15年1月1日~9月30日)の連結売上高は1,180億4,900万円(前年同期比24.5%減)、営業利益は295億7,200万円(同20.3%増)、経常利益は304億6,500万円(同35.4%増)、当期純利益は230億8,200万円(同54.2%増)となった。
14年2月に上場したヒューリックリート投資法人への多額の販売用不動産の売却があったことから減収したものの、不動産賃貸収入の増加等により増益となった。
主力の不動産事業では、不動産賃貸業務において築年数の古い物件を中心に立地の特性に適した建替えによりポートフォリオの質的改善に努めた。当期においては、「ヒューリックレジデンス新宿戸山」や「チャムスイート新宿戸山」、「ヒューリック浅草橋江戸通」が竣工。また、「ヒューリック銀座一丁目ビル」や「ヒューリック日本橋本町一丁目ビル」等を取得した。
さらに開発業務では、「大森駅前商業開発」や「(仮称)有楽町二丁目計画」等の開発用地を取得。開発中の物件についても順調に進捗している。
同セグメントの営業収益は941億5,500万円(同36.1%減)、営業利益は311億2,700万円(同17.7%増)となった。
通期は売上高2,150億円、営業利益420億円、経常利益390億円、当期純利益260億円を見込んでいる。