東京建物(株)は6日、2015年12月期第3四半期決算を発表した。
当期(15年1月1日~9月30日)は、連結営業収益1,891億900万円(前年同期比7.4%増)、営業利益274億2,900万円(同17.8%増)、経常利益194億400万円(同56.4%増)、当期純利益145億500万円(同82.4%減)。純利益の大幅減は、前年同期に連結子会社であるSPCが「大手町タワー」(東京都千代田区)の一部を売却したこと等に伴い計上した固定資産売却益の反動減によるもの。
主力のビル等事業では、前年同期に販売用不動産を売却した影響等により、営業収益731億9,500万円(同16.3%減)、営業利益197億3,200万円(同13.0%減)の減収減益。
住宅事業は「Brillia Tower 池袋」(東京都豊島区)、「Brillia 有明 CityTower」(東京都江東区)など、都心大規模マンションの売り上げを計上。営業収益717億7,100万円(同21.9%増)、営業利益84億9,300万円(同186.5%増)となった。
通期では、連結営業収益2,550億円、営業利益325億円、経常利益215億円、当期純利益150億円を見込んでいる。