不動産ニュース / その他

2015/11/11

インスペクションから瑕疵保険付保までワンストップで提供/住宅不動産取引支援機構

「住宅不動産の資産価値の保全と向上につながる環境を誠意していく」と話す赤井代表理事
「住宅不動産の資産価値の保全と向上につながる環境を誠意していく」と話す赤井代表理事

 (一社)住宅不動産取引支援機構は、11日より中古住宅のインスペクションサービス「住宅あんしんインスペクションサービス」の提供を開始した。

 建物検査事業者、シロアリ検査事業者と連携してサービスを構築。戸建標準パックには「建物検査」、「シロアリ検査」、「設備検査」の3種類を盛り込み11万5,000円(税別)で提供する。マンション標準パックは「設備検査」、「専有部分給排水管検査」からなり、料金は4万5,000円(税別)。申し込みから2週間で検査報告書を発行し、同報告書は売買契約書や告知書の資料としても活用することができる。

 また、検査結果を用いて既存住宅瑕疵保証保険や建物・設備保証の付保にも対応。選択した保険や保証期間に応じて追加料金を支払う仕組みとした。なお、同サービスの利用は、同機構の一般会員であることが要件。

 同日、サービス開始を記念したセミナーを学士会館(東京都千代田区)で開催。基調講演として早稲田大学大学院ファイナンス研究科の川口 有一郎氏が「今後の不動産業の展望」を、特別講演として日本大学経済学部教授の中川雅之氏が「不動産流通市場を縮小させているもの」と題した講演を実施した。
 
 同機構代表理事の赤井厚雄氏は、「当機構は住宅不動産市場の活性化と良好なまちづくりに貢献することを目的に2014年8月に設立した。今回提供を開始したサービスは、市場が向かっていく方向性に合致した商品。特に、中小・中堅の不動産会社に利用してもらうことで、市場の安心や安全を高めていきたい」と話した。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年8月号
社員が成長すると、会社も伸びる!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。