不動産ニュース / ハウジング

2015/11/13

設計・建築確認申請業務効率化で4階建て住宅の受注拡大/積水ハウス

賃貸住宅「BEREO」イメージ
賃貸住宅「BEREO」イメージ

 積水ハウス(株)は13日、同社の4階建て重量鉄骨造「βシステム構法」において、「型式適合認定」「型式部材製造者認定」を取得、10月より実物件での運用を開始したと発表した。首都圏販売強化の一環。

 「βシステム構法」は、各階を貫く通し柱を設けず、柱位置を自由にできるため、各階の間取りの自由にでき、二世帯住宅や賃貸・店舗併用住宅に対応しやすいのが特長。計画期間の短縮や構造計算コスト削減などのメリットがある。

 今まで同社では、工業化住宅などの「型式適合認定」は2、3階建て住宅までで、4階建ては、構造計算・申請業務の負担軽減が課題となっていたために、一般建築物として運用してきた。今回「βシステム構法」において「型式適合認定」「形式部材等製造者認定」を取得したことで、設計図書や構造計算書の一部が減り、審査が簡略化されることにより、3~6ヵ月要していた構造計算から建築確認許可までの期間を4~7週間短縮でき、構造計算等に要するコストも2分の1~5分の1に低減することが可能となった。

 今後同社では、4階建て住宅の受注を年間80棟から年間200棟とすることを目指すとともに、首都圏を中心とした都市部の中高層住宅市場における3・4階建て戸建住宅「BIENA」、賃貸住宅「BEREO」の提案スピードと競争力を強化していく方針。

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