不動産ニュース / その他

2015/11/20

既存住宅現況検査技術者登録者1万人突破。年明けから第1回更新講習開催/住宅瑕疵担保責任保険協会

「更新講習によって既存住宅のインスペクションの担い手が増えることを期待したい」と話す、能登代表理事
「更新講習によって既存住宅のインスペクションの担い手が増えることを期待したい」と話す、能登代表理事

 (一社)住宅瑕疵担保責任保険協会は、「第1回 既存住宅現況検査技術者講習」の登録者向けに更新講習を開催していく。

 2013年6月に国土交通省が「既存住宅インスペクションガイドライン」を発表したことを受け、「既存住宅現況検査技術者登録制度」をスタート。現在の登録者数は1万149人に上る。
 今年度末で第1回目の登録者(2,563人)が登録更新を迎えることから、更新講習を開催するもの。「第1回 既存住宅現況検査技術者講習」と同様、全国13都市14会場で開催する。開催期間は1月19日~3月3日で、全22回。

 更新講習では、劣化事象の新たな写真追加や保険事故に関する事例の紹介など、より実務に沿った内容にテキストをブラッシュアップした。国土交通省の「長期優良住宅化リフォーム推進事業」で使用する現況検査チェックシートの記入方法等や、検査機器の展示や不動産流通の現状についての解説なども行なう。

 更新の受講と考査合格によって新たな登録証が交付される。受講費用は1万9,440円。これまでの講習では郵送のみだったが、ウェブ申し込みも受け付ける。申込受付開始は27日~。

 20日の記者発表の席で同協会代表理事の能登義春氏は「長期優良住宅化リフォームや中古住宅流通において、既存住宅現況検査は重要な位置付けにある。更新講習により、より一層インスペクション業務の内容を理解し、既存住宅のインスペクションの担い手が増えることを期待したい」と述べた。

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