不動産ニュース / 政策・制度

2015/12/4

インフラ長寿命化の取り組みの進捗公表/国交省

 国土交通省は4日、5月21日に定めた「国土交通省インフラ長寿命計画(行動計画)」の取り組み内容について進捗状況をとりまとめ、公表した。

 2013年11月の「インフラ老朽化対策の推進に関する関係省庁連絡会議」において決定された「インフラ長寿命化基本計画」に基づき、インフラの所管者・管理者がインフラの維持管理・更新等を推進するための取り組みの方向性を明らかにしたもの。国土交通省は、全府省庁に先駆けて策定した。

 国交省全体のインフラ老朽化対策の進捗状況を、見える化した点がポイント。14年度までに基準を策定、それらに基づき点検を開始しており、点検結果を踏まえて順次修繕を実施する。
 また、基準類や情報基盤の整備を進めていくと共に、個別施設計画の策定・推進を行ない、新技術の開発・導入についても推進していく。

 住宅(公営住宅、UR賃貸住宅)については、3年に1度建築基準法に基づく点検を実施するとし、すでに全物件について点検が終了。修繕対象についても、UR賃貸住宅では100%、公営住宅では38%、修繕が完了している。
 基準類の整備についても、「事業主体(UR)独自のマニュアル等の改訂」はすでに公表しており、「公営住宅等長寿命化計画策定指針の改訂」も15年度中にとりまとめの予定。外壁診断技術などの点検・診断技術の開発などについても、現在現場実証を進めており、17年度以降に現場導入の見込みであることが明らかにされた。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年6月号
本業に意外な効果!?不動産事業者のサイドビジネス
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/5/12

記者の目を公開しました

「シロアリ被害、発見できるのは今!」を更新しました。
知らずに進行するシロアリ被害…放置すると建物強度が低下。また、気が付かずに売却をしてしまえば契約不適合責任に当たることも…!? 早期発見が望まれますが、普段は床下でうごめいていて自分で見つけるのは難しいものです。しかし春から夏はシロアリが発見しやすくなるチャンスタイムだとか…?専門事業者を取材しました。