東京急行電鉄(株)はこのほど、タイで建設中の日本人向け賃貸住宅事業「ハーモニック レジデンス シラチャ」(全180戸)の第1期(69戸)が完成し、入居を開始したと発表した。
同社は、2014年10月にタイ大手財閥系企業サハグループと合弁会社「サハ東急コーポレーション」を設立。同物件の開発を推進してきた。建設地のシラチャは、バンコク中心部から南東約100kmに位置し、日本をはじめ外資系企業の向上進出が進んでおり、日本人駐在員が多いエリア。
建物は、軽量鉄骨造2階建て(メゾネットタイプ)。バスとトイレの分離や、玄関や三和土や靴の収納ボックスの設置等、日本人のニーズに対応した仕様とした。24時間セキュリティによる安全性の確保や、入居者の各種ニーズに応えるフロントサービスを持つクラブハウスを設置。また、フィットネスジムやミニショップ、郵便、宅配サービス等も用意する。
住戸は、ファミリー層にも対応する2LDK(122平方メートル)と3LDK(122~139平方メートル)を用意。賃料は周辺相場と同水準の約5万9,400~7万7,500バーツに設定した。16年2月には第2期(69戸)と4月に第3期(42戸)に分けて入居を開始する予定。