三井不動産(株)は22日、同社グループ初の海外商業施設となるアウトレットモール「杉井アウトレット広場・寧波(日本語名)」(中華人民共和国浙江省寧波市)のスケールアップオープンを発表した。
同施設は、同社の日本国内のアウトレットモール事業で培ってきたノウハウを生かし、杉杉数段有限公司、大東防織(株)、立栄投資有限公司、伊藤忠商事(株)と共同で設立した合弁会社「杉井商業管理(寧波)有限公司」が2011年9月にオープンした商業施設。
今回のスケールアップでは、エンクローズドモールを採用し、トップライトやモール中央の吹き抜けにより、屋内ながらも開放感のある空間を創出。既存部とは2つのブリッジで連結し、全体的な回遊性を図り買い回りのしやすさに配慮した。
また、インターナショナルファッションブランド、地元で人気のローカルファッションブランドやキッズ向けブランドなど、寧波市アウトレット初出店23店舗を含む全42店舗のファッションブランドをオープン。シネマコンプレックスや子供向け娯楽施設などを設置し、買い物だけでなく施設で過ごす時間を楽しむ「時間消費型コンテンツ」の充実を図った。店舗数は、既存の140店舗から194店舗となった。