不動産ニュース / その他

2016/1/14

組合員が一致団結し「耐震社会」構築を目指す/木耐協が全国大会

全国大会には約600名の組合員が集まった
全国大会には約600名の組合員が集まった

 日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(木耐協)は14日、東京国際フォーラム(東京都千代田区)で、2016年度第18回全国大会を開催した。

 冒頭、挨拶に立った小野秀男理事長は「1998年に129社の賛同を得て発足した木耐協だが、現在では約1,100社の組合員を擁するまでになった。目指すのは『耐震社会』の構築。地震が起きることによって自宅が倒壊し、家族の命が奪われる悲劇をゼロにすべく、組合員が一致団結して実現にあたりたい」と抱負を述べた。

 実現のための具体策として、「事前防災」「耐震診断・耐震補強・建て替えの推進」「耐震性・基本性能の高いリフォーム」を挙げた。「これまでに16万棟に及ぶ耐震診断と、5万棟近い耐震補強を実施したが、これらのことは当たり前のこととしたい。われわれは人の命を守ることのできる大事なポジションにいる。そのことを肝に銘じ、日々の活動に取り組んでいく」と話した。

 大会では、元内閣総理大臣の小泉 純一郎氏が「日本の歩むべき道」をテーマに講演。東日本大震災を経て「自然エネルギーの普及が必要」と痛感したという同氏は、「これまで日本は数々のピンチをチャンスに変えてきた。国を挙げて叡智を結集すれば、普及実現は可能」などと話した。

 また、災害リスク評価研究所代表の松島康生氏は「お客様に伝えるべき本当の災害リスクとは?」をテーマに、地震被害想定の正しい理解やハザードマップの盲点などについて解説。木耐協倫理向上委員会委員長の佐藤 修氏は、「方言録~田中角栄を聴く」と題し、角栄氏のリーダーとしてのあり方などを紹介した。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

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