不動産ニュース / リフォーム

2016/1/29

遊休不動産を活用したホテル事業を本格化。全国5ヵ所で展開/リビタ

 (株)リビタは、遊休不動産を改装してホテル化する事業 「THE SHARE HOTELS」を本格化。初弾となる金沢のホテルの開業を皮切りに、全国5ヵ所で展開する。

 全国各地の老朽化した遊休不動産(オフィスビル等)に、用途変更を伴うリノベーションを施し、宿泊施設、飲食店、シェアスペース、店舗等で構成する「シェア型複合ホテル」へ再生。企画・プロデュースから運営事業まで手掛ける。同社がこれまでの事業で培ったリノベーションノウハウ、シェアの概念、コミュニティ醸成の企画や運営ノウハウを生かしていく。既存のスタイルにとらわれない宿泊スペース、地域に開かれたシェアスペースを備え、新たなツーリズムやライフスタイルを生む場所として、地域価値が向上するための活動の原動力となることを目指す。

 宿泊スペースは、数種種類の個室とドミトリータイプを用意。地域ならではの滞在スタイルに合わせた宿泊の設えと、独自のセンスによるサービスを提供する。シェアスペースは、宿泊客や地域の住民、プレーヤーすべての活動のきっかけとなる場として、カフェやショップなどを設け、イベントを行なっていく。

 1号店「HATCHi(ハッチ)金沢」は、JR「金沢」駅徒歩約22分の金沢の観光地、東山ひがし茶屋街にほど近い場所に立地。築50年、鉄筋コンクリート造地上4階地下1階建てのオフィスビルを活用した。延床面積は933.30平方メートル。

 客室は、ドミトリータイプの「SHARED ROOMS」が3種5室(定員66人)と、個室タイプの「PRIVATE ROOMS」が3種9室(定員28人)を設置。
 2つの飲食店、セレクトショップのほか、シェアキッチン&ラウンジやポップアップ(企画展示)利用を想定する空間など、さまざまなシェアスペースを設置し、地域にも開放していく。

 また、計画時より北陸に根差した地域プレイヤーの参画を募り、協働するかたちでプロジェクトを進行。金沢市の「中心市街地活性化基本計画」にも組み込まれており、今後、同ホテルを拠点に金沢市と連携を図るだけでなく、周辺行政とも連携していく予定。

 宿泊料金は、開業時記念価格で「SHARED ROOMS」が3,200円(税込み)、「PRIVATE ROOMS」宿泊者3人の場合一人当たり2,100円台(税込み)とする。3月18日に開業する。企画展やイベントも順次展開予定。

 今後は、金沢で第2号店を夏にオープンするほか、京都、東京、北海道でも秋から来春にかけてオープンしていく。

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