エヌ・ティ・ティ都市開発(株)は2日、2016年3月期第3四半期決算を発表した。
当期(15年4月1日~12月31日)の連結営業収益は1,057億2,800万円(前年同期比4.4%増)、営業利益179億400万円(同3.3%増)、経常利益152億9,800万円(同9.5%増)、当期純利益は減損損失や固定資産評価損の特別損失計上で78億8,500万円(同8.5%減)となった。
不動産賃貸事業は、新規物件の増加や既存物件の空室率改善による賃料収入増加で営業収益は683億3,000万円(同5.6%増)、既存ビルの収支改善などで営業利益は172億5,000万円(同1.3%増)となった。当期末時点での同社保有賃貸物件の空室率は7.5%(前期:8.7%)となった。
分譲事業は、新たな竣工物件を中心に684戸のマンションの引き渡しを実施。マンションの引渡戸数が増加したことにより営業収益289億8,500万円(同4.2%増)、営業利益も利益率の高い都心物件の増加で39億2,200万円(同27.2%増)となった。
通期は連結営業収益1,800億円、営業利益350億円、経常利益315億円、当期純利益150億円を見込んでいる。