不動産ニュース / リフォーム

2016/2/4

中古ヘーベルハウス買取再販、年100~200棟の事業化目指す/旭化成リフォーム

「中古住宅でもヘーベルハウス良さ、構造躯体の頑丈さをアピールしたい」などと語る森田社長
「中古住宅でもヘーベルハウス良さ、構造躯体の頑丈さをアピールしたい」などと語る森田社長

 旭化成リフォーム(株)は3日、旭化成ホームズ(株)が販売した「ヘーベルハウス」を買い取り、スケルトン状態にして販売する既存住宅販売事業モデル「フレーム・ヘーベルハウス」のマスコミ向け事業説明会を実施した。

 「フレーム・ヘーベルハウス」については、1月26日のニュース参照。

 同社では、4年前より旭化成不動産レジデンス(株)との連携強化に取り組んできたが、15年10月より新たなビジネスモデル構築を目的に、流通リフォーム準備室を設置。「フレーム・ヘーベルハウス」はその初弾商品。

 現在、ヘーベルハウスは年間約600件流通している。うち旭化成レジデンスが取り扱う物件数は、他社仲介含め200件弱となり、その内、リフォームニーズが少ない築10年未満の築浅物件は約3分の1。残り3分の2が、設備交換を中心に場合によっては大きなリフォームニーズが望める築古物件となるが、現状、旭化成リフォームが手掛けるのは実績ベースで1割未満。旭化成リフォームは、売買とリフォームをワンストップで請け負うことで、この数字を伸ばしていきたい考え。

 会見で挨拶した同社代表取締役社長の森田敏晴氏は、「仲介とリフォームでは、現場のスピード感が違うため、なかなか一体となった顧客サービスが提供できていなかった。今回、旭化成リフォームがワンストップサービスを提供することで、中古住宅でもヘーベルハウス良さ、構造躯体の頑丈さをアピールして、買い主のお客さまに、新築のように家をつくる楽しみを提供していきたい」などと語った。

 今後の事業展開については、同社専務取締役兼経営企画本部長の秦 考一氏は「年間5~10件から着手して中古ストック販売のブランドを形作り、時期は未定だが、なるべく早い段階で全国に18ある各営業所で専用のチームをつくってエリア密着でやっていきたい。年100~200棟までいければ、一つの事業としてやっていけると見ている」と述べた。

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