イオンモール(株)は3日、東北大学農学部「雨宮キャンパス跡地」(仙台市青葉区)の活用方法について発表した。
東北大学が入札公告した同地の活用について応募、2014年1月に開発事業者として選定された。同地は敷地面積約9万3,000平方メートル。「仙台駅」から約2km、仙台市役所から約1kmに位置し、同学部は青葉山新キャンパスへの移転を予定している。
仙台都心周辺部の市街地にあることやその規模などから、仙台商工会議所をはじめ、東北大学、仙台市、学識経験者で構成される「東北大学キャンパス移転まちづくり会議」が「雨宮キャンパス移転まちづくり検討報告書」を発表。
同報告書が掲げた「『杜の都』の“まちなか暮らし”を先導するスマートタウン」というコンセプトを生かし、「“Sustainable Community”-多様な世代が住み、交流し、将来的にわたって継承される緑豊かなコミュニティ-」をテーマに決定。商業施設をはじめ、医療・福祉施設(地域医療支援病院)、集合住宅施設のほか、自動車用通路や歩行者空間、広場を設けることなどの計画を仙台市に提案。このほど医療・福祉施設の設置については、イオンモールと(一財)厚生会が共同で検討し、詳細な計画およびその推進については厚生会が担うことが決定した。