大和ハウス工業(株)は24日、年次報告書「大和ハウスグループ環境報告書2015」が、「第19回環境コミュニケーション大賞」(主催:環境省、(一財)地球・人間環境フォーラム)において、環境報告書部門「環境報告優秀賞(地球・人間環境フォーラム理事長賞)」を受賞した発表した。
なお、今回で2年連続4度目の「環境コミュニケーション大賞」受賞となる。
同賞は、優れた環境報告書(CSRレポートを含む)や環境活動レポートを表彰することにより、事業者等の環境コミュニケーションへの取り組みを促進するとともに、その質の向上を図ることを目的とする表彰制度。1997年から実施されている。今回は、環境報告書部門に195点、環境活動レポート部門に107点の合計302点の応募があった。
審査講評では、環境中期ビジョンを定め、それに基づく活動を全社の全事業において展開している点、環境ビジョン、環境中期計画を明確にし、それを検証するための独自の指標設定を行ない活動を実施している点などが評価された。
また、環境に関するサプライチェーンマネジメントやリスクマネジメントを明確に開示し、バリューチェーンにおけるCO2排出量の開示など、取り組みの広がりも考慮されている。
一方、改善点としては、事業が多岐にわたるため、環境データの範囲や集計の方針をより明確にするため説明等を付け加えることなどが挙がっている。