不動産ニュース / その他

2016/3/9

「COREDO日本橋」で“体験型”防災訓練実施/三井不動産

震災直後のオフィスビルを再現。キャビネットやコピー機の固定の重要性や固定道具の紹介なども行なった
震災直後のオフィスビルを再現。キャビネットやコピー機の固定の重要性や固定道具の紹介なども行なった
倒れたキャビネットの下敷きとなった人を救出する訓練。参加者も参加して担架で救出した
倒れたキャビネットの下敷きとなった人を救出する訓練。参加者も参加して担架で救出した
オフィスで長期の滞留生活に備えた、エアマットや毛布などの利用体験も実施した
オフィスで長期の滞留生活に備えた、エアマットや毛布などの利用体験も実施した

 三井不動産(株)は8~9日の2日間、COREDO日本橋(東京都中央区)にて、同社が運営管理するオフィス勤務者が参加しての防災訓練を計4回実施した。

 大震災などの災害発生から数日間の間にオフィスで起こるであろう状況を理解してもらうことを主目的に実施した。参加者は、4回の開催で計約80人。

 冒頭、東京都帰宅難者対策条例について解説。ビル側の備蓄状況を解説すると共に、テナントに対しても積極的な対応を求め、その理由についても説明した。

 続いて、発災直後に発生すると考えられる、停電時に非常用照明だけが点灯された薄暗いオフィスの状態を再現。さらに参加者にエレベーターに乗り込んでもらい、エレベーター運転中に地震が発生した時にどのような動きをするか、管制運転状態を実際に体験してもらった。

 オフィス1室を使い、地震発生直後のオフィスの状況も再現。キャビネットの下敷きとなった人をジャッキアップして、参加者と共に担架で救出する訓練を行なったほか、簡易トイレの使用方法を実際の便器を用いて紹介した。

 今回は災害時に慌てないよう、実際に体験をしてもらうことを主眼に置く。参加者は、オフィスに泊まる状況になった際に必要となるエアマットや毛布などを実際に開封・使用したり、備蓄食料を試食したりといった体験を通じ、災害への備えの重要性、災害発生時の心構えなどについて、理解を深めた。

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