不動産ニュース / 開発・分譲

2016/3/29

埼玉・越ヶ谷で、街区内に蔵を持つ戸建分譲発売/ポラスグループ

「ことのは 越ヶ谷」街区全体。蔵は越谷市に寄贈する予定
「ことのは 越ヶ谷」街区全体。蔵は越谷市に寄贈する予定
「坪庭のある家」リビング
「坪庭のある家」リビング

 ポラスグループの(株)中央住宅は3月下旬より、戸建分譲住宅「ことのは 越ヶ谷」(埼玉県越谷市、全4邸)を発売する。

 越谷市はかつて旧日光街道沿いの宿場町であったため、蔵などの歴史的・伝統的な建造物が今でも残っている。同社は2013年11月に取得した土地に現存していた蔵を移設・改修し保存するとともに、蔵と親和性のある戸建分譲住宅を建設するプロジェクト「蔵のある街づくりプロジェクト」を推進してきた。蔵の補修は15年8月に終了。このほど戸建分譲住宅が完成し、報道陣に公開した。
 
 東武スカイツリーライン「越谷」駅徒歩5分、歴史的伝統的な建造物が残る旧道沿い近くに立地。
 開発面積は約644平方メートル、宅地面積は約472平方メートル。蔵の敷地面積は約100平方メートル。蔵からのびる御影石の道に面して4邸を配棟。電線を地中に埋設したほか、景観樹木を植樹し越谷市初の景観協定を締結したことで、美しいまち並みを維持していく考え。

 分譲住宅は、蔵のデザインを踏襲しつつも、それぞれの邸宅を異なるコンセプトを設定。「坪庭のある家」(1号棟)は、敷地面積約117平方メートル、延床面積約108平方メートル。和室とリビングから坪庭を眺めることができる仕様とした。販売価格は6,780万円(税込み)。
 「縁側のある家」(2号棟)は、敷地面積約124平方メートル、延床面積約104平方メートル。南側に配置した縁側により開放感を得ることができる。販売価格は5,780万円(税込み)。
 「茶室のある家」(3号棟)は、敷地面積約124平方メートル、延床面積約103平方メートル。華美な装飾を抑えた茶室を設け、窓の外には和を庭を設け、風情のある空間とした。販売価格は5,780万円(税込み)。
 「土間のある家」(4号棟)は、敷地面積約105平方メートル、延床面積約101平方メートル。土間を広く取るとともに、2階のリビングダイニングにはロフトを設置した。販売価格は5,480万円(税込み)。
 すべての住宅に蔵の補修時に不要となった構造部材を内装材として再利用している。

 28日に開催した現地見学会において、同社戸建分譲第一事業部長の成瀬 進氏は、「同地を取得してから2年半かけてじっくりプロジェクトを進めてきた。高めの販売価格であるが、3月下旬から開催している内覧会には約60組が来場しており、反応も良い。当プロジェクトに賛同してくれる方に購入していただきたい」と話した。

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