プロロジスはこのほど、「プロロジス物流施設賃料インデックス」を発表した。
同社が施設を有する世界のマーケットの中から、主要57マーケットについて、物流施設の賃料推移傾向を分析。最新鋭の物流施設に限定し、フリーレントなどの賃料条件の調整を考慮した実質賃料に焦点を当てて分析している。
入居カスタマーや投資家、物流不動産業にとって必要性が増しているデータを提供することで、業界の透明性向上につなげていく考え。年に1回結果を公表していく。
なお、2015年単年のグローバルの賃料上昇率は6%で、対12年比では20%以上上昇している。また、直近の空室率は依然として低く、賃料上昇がさらに進むとみている。
また、カスタマーの景況感の向上と限られた供給という2つの要因によって、多くのマーケットで空室率が過去最低水準となっている。
賃料上昇率世界トップ5は、サンフランシスコ湾岸部、シカゴ、ナッシュビル、ラスベガス、シンシナティとなり、すべてアメリカ国内。また、賃料水準では、ロンドンおよび英国南東部、東京、シンガポール、大阪、イングランド中部地方が上位を占める結果となった。