野村不動産マスターファンド投資法人は(NMF)は9日、2物件の取得と9物件の譲渡を発表した。
取得するのは、物流施設「Landport 柏沼南II」(千葉県柏市、取得予定価格108億、取得予定日9月1日)、底地「了德寺大学新浦安キャンパス」(千葉県浦安市、取得予定価格49億円、取得予定日5月26日)、の2物件。取得予定価格は、合計157億円。なお「Landport 柏沼南II」は野村不動産(株)の開発物件。
一方、譲渡するのは「NOF日本橋本町ビル(49%)」、「NOF溜池ビル」、「NOF南新宿ビル」などオフィスビル6物件、「プライムアーバン幡ヶ谷」、「プライムアーバン三軒茶屋II」、「プライムアーバン上北沢」など賃貸住宅3物件の計9物件。譲渡予定価格合計は287億8,300円。譲渡予定価格と帳簿価格の差異は、合計12億4,200万円。譲渡予定日はいずれも5月17日。
なお、「NOF日本橋本町ビル(49%)」、「NOF溜池ビル」、「NOF南新宿ビル」については譲渡先は野村不動産。同社が将来建て替えを行なうことを前提に譲渡し、建て替え後の譲渡の際には、NMFに対して優先取得交渉権を付与することが取引の条件となっている。
今回の取得と譲渡により、同投資法人のポートフォリオは252物件、取得価格合計7,954億700万円となる。