不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2016/5/20

21年度3月期に売上高1,000億、経常利益100億円を目指す/フージャースHD

 (株)フージャースホールディングスは19日、経営方針発表会を開催。16年3月期の決算説明と今後の計画について説明した。

 当期(15年4月1日~16年3月31日)は、連結売上高359億4,300万円(前期比10.2%減)、営業利益31億8,400万円(同33.4%減)、経常利益28億1,100万円(同37.0%減)、当期純利益18億3,500万円(同40.4%減)であった。その他の概要については、13日のニュースを参照。

 17年度からの5ヵ年経営方針も発表。事業の3つの挑戦として「エリア拡大」「ターゲット拡大」「事業範囲拡大」を掲げた。
 「エリア拡大」では、石巻などの復興事業、函館、盛岡、山形などの駅前商業開発事業など、都市の位相ごとに異なる事業展開を行ないながら、全国へと事業エリアを拡大していく。
 「ターゲット拡大」では高齢者向け分譲マンションやシニア層向けスポーツクラブ運営を通じて、CCRCへの展開につなげていく方針。また、富裕層向けのリゾートマンション、アパート投資事業などの取り組みも進めていく。
 「事業範囲拡大」では、4月よりインフレとデフレ両方に対応できる体制を構築するため、4月より(株)フージャースアセットマネジメントにより不動産投資事業に本格参入。従来の首都圏郊外ファミリーマンションに加え、都心のコンパクトマンション、戸建て事業などをさらに強化し、2021年3月期には売上高1,000億円、経常利益100億円を目指す。

 同社代表取締役社長の廣岡哲也氏は「固定資産への振替を進めることで、IRRを落とさない仕込みを行なう。また、一過性でない安定的な体制を整え本質的な価値を提供しながら、会社を発展させていきたい」と述べた。

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